井出コンタクトレンズ

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コンタクト、上手に使い分けて健康な瞳を

2003年5月号

 1988年アメリカでは、年間約2万症例にのぼる角膜感染症が発生していました。(アメリカのコンタクトレンズ使用者の85%がソフトコンタクトレンズ使用)ソフトレンズは汚れがつきやすく、細菌も接着しやすい、角膜感染症の一番の原因は「汚れ」ではないのか?汚れたら新しいレンズ交換をすることで角膜感染症は減少するのではないか、という「仮説」のもと使い捨てコンタクトレンズが誕生しました。1990年以降、使い捨てコンタクトレンズは普及しましたが、角膜感染症の発生は減少しませんでした。その後、調査を重ねた結果、酸素透過性が問題と発見。レンズ自体が酸素を通す量が多いほど角膜上皮に与えるダメージが少なく、角膜には血管がなく大気から直接酸素を取り込むため、充分に酸素を通さないコンタクトレンズでは、酸素不足になって角膜の上皮細胞が傷ついたり、剥がれ落ちたりすると、緑膿菌やウィルスが感染しやすく、角膜の表面が滑らかであれば涙液によって流されるはずの菌が残ってしまうのです。

 使い捨てレンズは、使い方によってはとても便利なレンズですが、使用期限を越えた装用、手入れの手抜き、長時間装用等は、角膜障害の発症の原因となります。スポーツの時は、ずれにくいソフトレンズ、旅行の時は万一の紛失にも安心な使い捨てレンズ、そして普段は酸素をたっぷり通すハードレンズと賢く選択することをお勧めします。