コンタクトレンズ情報
◆ ハードとソフトの違い
◆ 定期検診の必要性
◆ ケアの方法
◆ レンズの寿命
◆ ドライアイの予防
ハードとソフトの違い
コンタクトレンズは、大別してハードレンズとソフトレンズにわかれます。
今、主流の使い捨てレンズは、ソフトレンズになります。
ソフトレンズの長所
- 名前の通り水分を含んだやわらかいレンズなので、装用初めから異物感が少ないこと
- サイズがハードレンズより大きいので、はずれたりずれたりすることが少ないこと(激しいスポーツをする方に向いている)
- 使い捨てソフトレンズだと汚れたり、破損しても簡単に交換できること
ソフトレンズの欠点
- レンズがやわらかいので破損しやすいこと
- 乱視の強い人は良好な視力が得にくいこと(乱視入りソフトコンタクトもありますが、ハードコンタクトと比べると見え方に差がある場合がある)
- 洗浄 消毒に水道水は使用しないので多少の手間とお金がかかること
- ソフトコンタクトは目に傷がついてしまっても、バンテージ(包帯)効果で痛みを自覚してもがまんしがちです。傷が重篤化する場合がありますので、少しでも異常を感じたらすぐに、コンタクトを外して早めに眼科の診察をして下さい。
ハードレンズの長所
- ソフトレンズと比べるとずっと、かたいレンズなので比較的レンズの寿命が長いこと
(ハードレンズの使い捨ては今のところありません) - 酸素透過性の高い製品が多いこと
- 強度乱視の方や、乱視の強い方に良好な視力が得やすいこと
- 洗浄に水道水が使えるので、簡単にケアができること
- ハードコンタクトは、目に傷がつくとソフトコンタクトと比べると、痛みを強く感じるので目の異常に気づくのが早いこと
ハードレンズの欠点
- レンズが、かたいので装用初期に異物感が強いこと
(これでハードコンタクトをあきらめてしまう方が多い) - ソフトコンタクトと比べるとサイズが小さいので、まだコンタクトに慣れていない場合はずれやすかったり、ズレやすかったりすること
酸素透過性ハード | 従来型ソフトレンズ | 使い捨てソフトレンズ | |
装用感 | 良 | 優 | 良 |
矯正視力 | 優 | 良 | 良 |
装用時間 | 終日 ※連続 | 終日 | 終日 ※連続 |
スポーツ | 良(水泳不可) | 優(水泳不可) | 優(水泳不可) |
レンズの洗浄・消毒 | 簡単 | 煩雑 | やや煩雑 |
※ 連続装用は眼科医の許可と指導のもと無理なくご使用下さい。
◎ レンズの装用感 装用時間には個人差があります。
コンタクトレンズは、高度管理医療機器です。
必ず眼科医の検査・指導を受けてお求め下さい。