井出コンタクトレンズ

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ソフトコンタクトの消毒法について(第2回)

2000年12月号

 ソフトコンタクトの消毒法は、30年前の1971年頃は「煮沸法」が主流でした。しかし、煮沸するとコンタクトの表面の汚れであるタンパク質がレンズに固着してしまうこととソフトでは煮沸しすぎると長持ちしないことなどの欠点がありました。

 1977年になると化学薬剤による消毒法すなわち「コールド消毒」が始まり、チメロサールなどが使われました。(第1世代と言われています)

 1982年になると過酸化水素水がこれに代わって使われるようになり、これが第2世代と呼ばれています。

 更に、1988年からは塩化ポリドロ二ウムが使われるようになり、これが第3世代で、現在のオプティフリーです。

 オプティフリーが一種類で洗浄、すすぎ、消毒、保存が間に合うのは不思議だとお思いでしょうが、理由はまずオプティフリーでレンズの両面をこすり洗いすると中に含まれてるクエン酸がレンズに付着しているたんぱく質にくっついて、バラバラに砕いて取り去ります。そのあと、オプティフリーを満たしたレンズケースの中につけおきしますと、今度は塩化ポリドロ二ウムが消毒してくれます。これは、過酸化水素水と異なり、中和する必要がありませんので、そのまま取り出して装用出来るという訳です。

 このように消毒法が簡単になりましたから、皆さんおっくうがらずにレンズ消毒をマメに行って下さい。