井出コンタクトレンズ

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角膜内皮細胞

2006年8月号

 角膜内皮細胞層とは、5つの層からできている角膜の一番内側にあり、正六角形の形をしている1層の細胞層で、角膜を透明に保つ働きをしています。

 この細胞は加齢とともに減少し、再生されません。20歳代の頃3,000個/平方ミリメートル前後あった細胞密度も60~70歳になると 2,000~2,300個/平方ミリメートルに減少してしまいます。1,500個/平方ミリメートル以下になると、重篤な眼障害を起こす可能性があります。

 また酸素透過性の低いコンタクトレンズの不正長期装用により、眼の酸素不足が長期続いた場合も細胞は減少します。細胞が減少すると角膜が混濁し、視力に影響を及ぼすばかりでなく、白内障の手術ができない場合もあります。

 障害を未然に防ぎ、快適なコンタクトレンズライフを過ごすために、コンタクトを20年以上装用している方は一度定期検査を受けることをお勧めします。