目にも有害な紫外線
2003年7月号
そろそろ紫外線が一年でもっとも強くなる季節ですね。
以前は「日光浴」というと健康的なイメージがありましたが、研究が進むにつれて80年代に紫外線は人体に害を及ぼすことが科学的に証明されました。
紫外線は皮膚だけでなく「目」にも影響し、目の病気につながる恐れがあります。紫外線の関連した主な病気には「雪目」、「翼状片」、「白内障」が挙げられます。その中でも「白内障(水晶体が白く濁ってしまう病気)」は、世界でもっとも一般的な失明原因とされています。加齢が最大の原因ですが、ビタミン不足など複雑な要因が絡み合い、紫外線もその一つと考えられています。
また紫外線の照射量と白内障にかかる率は比例しているという調査結果も発表されています。
目を紫外線から守るには、帽子はつばが広くて全体を覆うものを、またサングラスは耳側から目にかけて隙間の少ない顔にフィットしたフレームの大きいものをお勧めします。(濃い色のサングラスは視界が暗くなって瞳孔が開いてしまい、紫外線が入りやすくなるので、レンズは外から目が透けて見える程度の色が安心)さらにコンタクトレンズも紫外線カット機能のある製品をお勧めします。
それでは紫外線から皮膚や目を守る意識、習慣を持ち、これからの季節をお楽しみ下さい。